この記事では、気になるアートメイクのデザインについてと、デザインで失敗しないためのサロン選びについてご紹介します。
1. アートメイクとは
アートメイクとは、自分の眉・リップ・アイライン・ほくろ等を自由に書き足すことの出来る美容医療行為です。入れ墨とは異なり、2〜3年で少しずつ色素が薄くなりますが、基本的に一度施術すると簡単には消せません。そのため、慎重にデザインやクリニックを選択する必要があります。
今回は、アートメイクのデザインと失敗しないクリニック選びのコツをご紹介します。
2. 眉アートメイクのデザイン
眉はアートメイクの代表格であり、最近ではメンズアートメイクも人気を誇っています。
・形について
アーチ型
眉頭からしっかりと眉毛が生えそろっている眉毛。眉尻に向かって丸くカーブしており、眉尻の線もすっきりとしているのが特徴。眉全体の印象がしっかりとしているので、顔の骨格を見せたい人におすすめのデザイン。
カーブ型
眉頭から眉尻に向かって丸く弧を描いている眉毛。眉毛の形をみるだけでぱっとした印象を受けるのが特徴的。目の輪郭に合わせてカーブしているので、普段の表情を明るくしたい人におすすめのデザイン。
直線型
鼻筋から水平方向にまっすぐと伸びた眉毛。目のアーチに対して直線で引かれているので、キリッとした表情が魅力的。普段のメイクアップがクール系やハンサム系の色や質感を好んでいる人におすすめのデザイン。
細眉型
眉頭から眉尻までしっかりとラインが入っているものの、眉尻が細くなっている眉毛。眉尻がすっきりとしているので、女性らしい表情が魅力的。凛としているので、女性らしい表情が魅力的。まつげをカールさせたり、前髪がおでこにかかっているガーリーなスタイルを好む人におすすめのデザイン。
・色について
黒系
髪色が黒であれば間違いなく黒。日本人が一般的に一番見慣れている色なのでどんなシーンでも邪魔をしない、汎用性の高い色です。フォーマルなシーンが日常的に多い人におすすめの眉色です。
ブラウン系
ブラウン系やアッシュ系の髪色であれば眉毛はブラウン系がおすすめ。1本1本の眉毛の線が太い人でも真面目で硬い印象を柔らかくしてくれる。仕事やプライベートで人に接する機会が多い人におすすめの眉色です。
グレー系
黒髪でもシルバー系の髪色であればグレー系の眉色もおすすめ。目元の硬い印象も柔らげます。
・毛並みについて
眉頭の毛並み
眉頭から眉山まで上向きの毛並みにすると、すっきりとした印象になります。
眉山の毛並み
眉山から眉尻までの毛並みは下向きにするのがおすすめです。
眉尻の毛並み
眉尻は下向きに流れていくように書いておくとラインがすっきりとして見えます。
3.リップアートメイクのデザイン
・形について
アヒル口
両唇を前に突き出したようなラインのリップ。女の子らしい可愛い表情が印象的。ジューシーでガーリーなメイクアップが多い人におすすめのデザイン。
薄い唇
すっとラインを横に引いたようなラインのリップ。クールで知的な表情が印象的。唇以外のフェイスパーツを中心としたメイクアップをする機会が多い人におすすめのデザイン。
厚い唇
しっかりとした肉厚感のあるラインのリップ。豪華で大胆な表情が印象的。唇を中心としたメイクアップを好む人や、セクシーでグラマラスなメイクアップをする人におすすめのデザイン。
・色について
レッド系
トマトやイチゴに近い色で唇全体を色どったリップ。その他のフェイスパーツよりも、唇の印象をメイクアップの中心になるのが特徴的。アイカラーやアイブロウが薄めのメイクを好む人におすすめのデザイン。
オレンジ系
サーモンやマリーゴールドに近い色で唇全体を色どったリップ。顔全体が元気で血色のある印象になるのが特徴的。コーラル系のアイカラーやチークを好む人におすすめのデザイン。
ピンク系
さくらに近い色で唇全体を色どったリップ。女性らしい表情になるのが印象的。自分の元々の唇の色から遠ざけたくない、すっぴんの状態でもナチュラルな口元を演出したい人におすすめのデザイン。
4.アイラインアートメイクのデザイン
まつげ全体のデザイン
まつげの根元全体にラインを引くアイライン。目頭から目尻までしっかりとラインを引くので、目力を上げられるのが魅力的。目の印象がぐっと高まるので、顔における目のパーツを印象づけたい人におすすめのデザイン。
まつげの半分のデザイン
黒目の中央から目尻に向かってラインを引くアイライン。斜めから見た表情に女性らしい愛らしさを感じさせるのが特徴的。顔全体の印象が可愛らしい雰囲気になるので、髪色や髪質が柔らかい人におすすめのデザイン。
下まつげ全体のデザイン
下まつげの根元全体に引くアイライン。目頭から目尻までしっかりとラインを引くので奥行きが出るのが特徴的。普段のメイクアップで顔の陰影や奥行きを出す色合いやトーンを選んでいる人におすすめのデザイン。
下まつげの半分のデザイン
黒目の2/3の位置から目尻に向かってラインを引くアイライン。猫の目のような丸くてうるっとした表情が魅力的。ピンクやオレンジなどの発色の良いアイカラーを使用する機会の多い人におすすめのデザイン。
5.ほくろアートメイクのデザイン
目尻の下
片目の下に1点だけ色付けたほくろ。目元の印象をグッと女性らしく引き上げてくれるのが特徴的。目元のカラーを入れなくても視線を目に集めることが出来るので、クールで可愛らしい表情が好きな人におすすめのデザイン。
口元の下
口元の下に1点だけ色付けたほくろ。口元に視線を集めることが出来るので、セクシーでジューシーな表情が好きな人におすすめのデザイン。
6.口コミよりも信用出来る?デザインで失敗しないためのコツ
アートメイクのクリニック選びには、コツがあります。
・料金設定には、何回目までの施術が含まれているか
医療アートメイクは、多くのクリニックや医療機関で2〜3回の施術を推奨しています。理由は、色素の定着経過を診て、2回目以降に足りない箇所・範囲に足す施術を行うためです。1回目で完全に色素が定着したかどうかの確認と、施術した箇所は色素や状態がどう変化しているのかを観察します。その上で、自分のイメージと照らし合わせてどの場所にどれぐらいの色素を足すのかをアーティスト・看護師と相談して完成形のイメージを作り上げていきます。
そのため、施術回数と料金設定がどのようになされているのかは予約する時に必ず確認しておきたいポイントです。多くの場合は、施術予約するタイミングで回数を決定します。まずは、クリニックや医療機関で無料のカウンセリングで来院し、相談の上金額を決定しましょう。
・施術事例の中に、自分のイメージに近い事例があるかどうか
施術事例は、理想のアートメイクを実現するために重要なポイントです。なぜなら、自分のなりたいイメージが実現されているクリニック・医療機関を選ぶことが重要だからです。アートメイクを施術しているクリニックはいろいろありますが、そのクリニック・医療機関で導入されている施術方針やアーティスト、施術の機械は十人十色です。一番実現したい目的やイメージが叶えられるかどうかという視点でクリニックを選ぶ必要があります。
おすすめは、クリニックで公開しているブログやインスタグラムを確認することです。実際の患者さんが施術前後の写真が施術内容と共に記録されています。写真全体を見て、自分のなりたいイメージと合致したクリニック・医療機関を選びましょう。
7.まとめ
アートメイクのデザインには、いろいろあります。1つ1つのパーツがどのような色・形にしたいのかを考えてクリニックを選ぶようにしましょう。
また、1つのフェイスパーツのみに着目するのではなく、全体のフェイスパーツと比較した時にどのような印象になるのか、自分のメイクスタイルやライフスタイルに合ったデザインであるのかどうかをしっかりと考えてから希望を伝えるようにしましょう。
アートメイクは、入れ墨ではありませんが、一度施術すると簡単には消えない美容医療行為です。慎重に考えて、自分の理想のフェイスデザインを手に入れましょう。
執筆:編集部員B
◎デザインで失敗しないためにも、症例写真を事前にcheck!