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危険すぎるセルフアートメイク!最悪失明も?!やってはいけない理由

危険すぎるセルフアートメイク アイライン
危険すぎるセルフアートメイク
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「アートメイクはお金や時間がかかるからセルフでできないかな…」と思ったことはありませんか?確かに医療機関で受けるアートメイクは費用や時間もかかり施術をためらってしまう人もいますよね。

するとインターネット通販やアートメイクサロンの店舗販売など見かける「セルフアートメイクキット」などを使いセルフでアートメイクをしてみようと思うかもしれません。しかしアートメイクは人の皮膚に針を使って色素を注入する医療行為であり、医師や看護師の資格があり専門の技術を習得した人の施術を受けないと、手技ひとつの失敗で角膜などの眼球を傷つけて失明…なんて大変なことになりかねません。

今回は体へのデメリットが大きいセルフアートメイクについて、やってはいけない理由も含めてご紹介します。

1.セルフアートメイクとは

セルフアートメイクとは自分の皮膚に自らアートメイクを施すことです。セルフアートメイクに必要な肌に色素を入れるマシンや必要な針・色素などは道具が一式セットになって市販されてあり、それを使ってセルフアートメイクができるようになっています。

セルフアートメイクセットは主に海外製品が多く、価格も5,000円〜20,000円と幅があります。医療機関でアートメイク施術を受けるのに比べると比較的安価に行えるため、セルフアートメイクに挑戦しようとする人もいるようです。

2.セルフアートメイクの方法

実際にアートメイクを自分で行う方法についてみてみましょう。

・アートメイクセルフキットや道具を使って行う

まずはアートメイク用のセルフキットを用意します。インターネット通販やアートメイクサロンの店舗販売などで購入でき、以下の道具などを揃えます。

・アートメイクマシン(手彫り用の眉やアイライン、リップライン向けマシンなど)

・アートメイク用インク(アートメイクマシンと一緒に購入できる場合もある)

・消毒液(傷口からの感染予防)

・麻酔クリーム(塗るタイプ)

・アフタークリーム(ワセリンなどで保護する)

・滅菌ガーゼ(施術中に出る血を拭き取るため)

アートメイクマシンやインク、麻酔クリームなどの海外製品のものは製造元や成分などをしっかりと確認して使うようにします。

さらに道具を揃えてすぐ施術するのではなく、実際に施術を行う前に練習することが大切です。アートメイク用の練習シートを使ったり、人工皮膚を使って練習を行います。

・セルフアートメイクを教えるスクールもある

アートメイクのセルフ術を教えてくれるスクールに通って技術を身につけてからセルフアートメイクを行うことも可能です。スクールでは施術技法だけでなく、眉やアイラインのデザインや色のブレンド方法、施術に必要な道具の揃え方なども講習内容に含まれています。

ただしセルフアートメイク技術を身につけてもあくまでも自己責任内において自分や家族などへ施術を行うことが前提であること、有償無償に関わらず不特定多数の人への施術は医師法違反になるなどを踏まえて受講することなどスクールでも求められています。

3.アートメイクは医療行為!セルフアートメイクは危険な理由

アートメイクは医療行為であり、医師や看護師資格や施術技術のない一般の人が自らにアートメイクを行うのは体や皮膚へのデメリットが生じる可能性がありお勧めできません。なぜセルフアートメイクを避けるべきか理由を挙げていきましょう。

・理由1:セルフアートメイク技術の難易度が高い!

そもそもアートメイクは技術的に難しく、訓練を受けていない一般の人が行うにはハードルが高いです。中には化粧でアイブロウやアイラインを描く感覚でセルフアートメイクを捉える人もいますが事情は全く異なります。

アートメイクでは皮膚への色素の入り具合の調整も難しく、浅ければ色がしっかり入らず、深ければ色が滲んでしまいます。さらに色素の色味も素人だと調整が上手くいかず「こんな色ではなかった!」と色素を入れてから後悔してしまうこともあります。

さらに眉の形をとる時も自分の顔のバランスを客観的に正しく捉えることが難しいため、実際のアートメイクでは不自然でアンバランスな形になってしまう可能性もあります。

・理由2:失敗しても簡単に修正できない!

アートメイクは皮膚の浅い部分に針で色素を注入するため、メイクのように拭き取れば簡単に落ちるものではありません。万が一手技を誤り意図しない色やデザインになってしまったら医療機関でレーザー治療や手術などで修正や除去をしてもらう必要があります。

アートメイクの修正や除去にはお金や時間がかかるだけでなく、皮膚にも少なからず負担を与えてしまうことにもなります。

・理由3:施術中に皮膚や眼球を傷つける可能性がある!

特にアイラインにセルフアートメイクを行う場合、手元がずれて角膜などの眼球を傷つけてしまう…なんてことも起こりえます。

眉でも色素を皮膚に注入する時に深く針を入れ過ぎてしまい毛細血管を傷つけ出血することもあります。さらに皮膚を余計に傷つけ瘢痕やケロイドを作ってしまったり、痛みや皮膚の腫れが続いたり、金属が含まれる色素で皮膚にアレルギー症状が出てしまうこともあります。

・理由4:衛生管理が十分にできないと感染症にかかる可能性もある!

自宅でのセルフアートメイクだと清潔な操作が十分に行えないこともあります。例えば不潔になってしまった器具を使ったり、衛生的に管理されていない場所でアートメイクを行うことで雑菌が傷口に入り込み皮膚や眼に炎症を起こしたりすることもあります。

中には何らかのウイルスが傷に入り込み感染症にかかってしまう可能性も決してゼロとはいえません。

・理由5:使用されている道具や染料の品質が不明瞭

セルフアートメイクキットは使用されている道具や染料などを含めて海外製品のものが多いです。多くの医療機関ではアートメイクに使われる道具や染料は米国食品医薬品局(FDA)など機関に認可された安全性の高いものが使われています。

しかしインターネット通販などで購入する道具や染料の中には品質も不明瞭のものも多く、例えば質の悪い染料を使っている場合には皮膚にトラブルを起こしたり、色が変わってしまうことも。染料に金属が多く使われている場合もあり、今後MRI検査を受けることができなくなる可能性もありますので注意しましょう。

4.アートメイク施術は専門医療機関で施術を受けるのがベスト

手軽にできるセルフアートメイクは比較的費用も抑えられることから、やってみようと思う人もいます。しかしここまで見てきたように医療行為であるアートメイクを経験や資格のない人が行うには体や皮膚へデメリットが生じる可能性が伴います。

自分の大切な体の一部にアートメイク施術を行うため、セルフアートメイクに少しでも不安を感じるのならするべきではないでしょう。

アートメイク施術も他の医療行為と同様に専門の医療機関で受けるのが基本です。まずはアートメイク施術が受けられる医療機関のカウンセリングを受けて施術の詳細を問い合わせてみることをお勧めします。

5.まとめ:アートメイクのセルフは注意!失敗したら大変!

アートメイクは道具を揃えればセルフでも行えます。しかし考える以上に手技が難しく、眉やアイラインなどの仕上がりも期待するものができない可能性もあります。さらに衛生・感染管理が十分でないと体や皮膚のトラブルも起こりやすいです。

外見や印象をガラリと変えてしまう力があるアートメイクだからこそ、セルフアートメイク で失敗することで大変なリスクを背負ってしまうことになります。

アートメイクは私たちが思っている以上に繊細な技術であり、アートメイク専門の医療機関で技術やデザインに精通している資格者に施術してもらうのが基本です。

セルフアートメイクは完全に自己責任で行う行為であり、自分自身や大切な家族に気軽な気持ちで行ってしまうと、時に大きな怪我や事故に繋がることもあると覚えておきましょう。

 

 

  執筆:編集部員D

 

◎アートメイクをご検討中の方は、信頼できる医療機関をチェック!

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